Monologue of HACHI

ヴィヴィアン

ピストルズ

セブンスター

ミルクを入れたコーヒーとイチゴの乗ったケーキ

そして蓮の花

ナナの好きな物は ずっと変わらなくて

移り気なあたしには それが
とても かっこいい事のように思えたんだ


YASU

あの部屋はどうすんだ?
そのままにしとくの?


NANA

知らないよ
あの部屋も部屋にある物もあたしのじゃないもん
本人に聞けば?


YASU

でも あいつ忙しくて
なかなか連絡つかねぇんだよな


NANA

じゃーほっときゃいーじゃん
勝手に管理会社に金振り込み続けてんのは あいつなんだから


YASU

でもそれはおまえの為に…


NANA

頼んでないよ
あたしは自分で払うつもりだったんだ
まあ おかげで今まで助かったけどな


NANA

色々ありがとう
ヤス


YASU

なんかあったらすぐに電話して来いよ
いつでも飛んで来てやるから


HACHI

今日
トラネスのニューアルバムの発売日なの!
あたし大ファンなんだ!


NANA

おい あいつは?

ほら
ギターの一番目立ってるやつ


HACHI

ああ レンか
確かにレンはかっこいーし
一番人気だけど
なんか無口で怖そうだからあたしはちょっと苦手


HACHI

意地ばっかり張ってると幸せが逃げちゃうよ?


NANA

ねえレン
もし あたしが死んだら一緒に死んでくれる?


REN

いいよ


Monologue of HACHI

ねえ ナナ

ナナは気ままな ノラ猫みたいで
誇り高く 自由だけれど
癒えない傷を負ってたよね

脳天気なあたしは
それさえ かっこいい事のように思ってた

それが どれ程の痛みなのかも知らずに


Tweets

ナナとレンは一心同体。
一番コアな部分を共有しているから、離れては生きていけないんだと思う。
そんな風に繋がれる相手を誰もが欲しいと願う。
でもなんだか切ない…
繋がりを断つ手段は簡単に見つけられても、きっと共有している部分を切り離すのは難しいから。