ビルジ遺跡とパージの記憶

ビルジ遺跡はカタストロフィの際、多くの犠牲者を出した場所である。
きっかけとなったのは、「パージ」という事件であった。

パージとは、コクーンの都市ボーダムの全住民が「強制移住」の名のもとに追放されたできごと。
ファルシは当時の統治機関「聖府」と軍の精鋭「PSICOM」を使ってこの混乱を起こし、人間どうしの対立を煽った。

パージから逃れ、ビルジ湖畔からこの遺跡に避難した市民もいたが、
コクーンが落下しかけた時に発生した落盤で、ほとんどが命を落としたという。