はるか古代、ファルシたちは下界から建材を集めてコクーンを創建した。 戦争でコクーンが傷ついた時も、下界から材料を回収して補修した。 主な資材として利用されたのが、下界の建築物である。 その余りがコクーン各地に残り「異跡」と呼ばれる。 臨海都市ボーダムで数百年放置されていたこの異跡は、無害だと考えられていたが、 先ごろ内部でファルシが発見され、近隣住民がパージされる原因となった。