忘却の禊

世界最後の1日に、救世院の大聖堂で行われるという鎮魂の儀。
死者の魂を招き寄せる「聖宝」を用い、死者たちの魂の苦しみを鎮め、慰める儀式だといわれている。

混沌の世界をさまよい、永劫の苦悶にさいなまれる幾億もの死者たち。
その魂を鎮める「禊」には、死者の声を聴くことができる聖女ヴァニラの存在が不可欠であるらしい。