アグラバー -AGRABAH- |
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▼崩落した魔法洞窟 |
---$ No.761 アラジンたちを探そう 1 |
国王 ; ジャスミン、どうしたんじゃね。 |
ジャスミン ; ジャファーがとてもひどいことを…… 街で出会った若者を処刑してしまったの。 |
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??? ; リア…… |
??? ; リア…… |
チリシィ ; リア! よかったー、大丈夫? |
チリシィ ; はぐれちゃったみたいだねぇ…… とりあえずアラジンたちを捜そうかぁ。 |
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▼崩落した魔法洞窟 |
---$ No.763 アラジンたちを探そう 3 |
アラジン ; う、うーん…… |
アラジン ; あ、キミは…… |
アラジン ; ここは…… 出口がない。 |
アラジン ; あの大嘘つきの悪党め! |
アラジン ; 俺たちにランプを取ってこいと言った、あの男に持っていかれたよ…… |
アラジン ; おまえとんでもない泥棒だな! |
アラジン ; それにしてもこのランプ、何だっていうんだろ? |
ジーニー ; やっぱ、表はいいやね。 |
ジーニー ; どっから来たの? お名前は? |
アラジン ; アラジン。 |
リア ; リア。 |
ジーニー ; あんたにゃ聞いてないよ。 |
アラジン ; 君は? |
ジーニー ; あらら、自分で呼び出しといて、それはないでしょ、ご主人様。 |
アラジン ; 待ってくれ、僕が君のご主人? |
ジーニー ; 正解! |
ジーニー ; ご立派! ご立派! ご立派! ご立派! ご立派! ご立派! ご立派! |
ジーニー ; 私こそ、ランプの魔人ジーニーでーす! |
ジーニー ; さあて願いを叶えますよ、ご主人様。 |
アラジン ; 願いを叶えるって! |
ジーニー ; ただし3つまでね。 |
アラジン ; どんな願いでも? |
ジーニー ; そりゃね、禁止事項は多少…… |
アラジン ; なんだ。 |
アラジン ; ランプの魔人と言ってもできないこともあるんだ。きっと僕らをここから出すこともできないよ。 |
アラジン ; 行こう、自分たちで出口を探そう。 |
ジーニー ; ちょっと待った! このジーニーを見くびってもらっちゃ困るね。さあ、乗った乗った。 |
ジーニー ; さあ脱出だー! |
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国王 ; よいか、わしに相談もせずに罪人を処刑するなど、以後絶対に許さんぞ。 |
ジャファー ; 申し訳もございません。二度とこのような…… |
国王 ; ジャスミン、ジャファーも後悔しておる。さあ、これですべて水に流してやろう。よいじゃろ? |
ジャファー ; どうかお許しを、何とおわび申し上げてよいことやら王女様。 |
ジャスミン ; 気のすすまない結婚でも一つだけいいことがあるわ。 |
ジャスミン ; 女王になったら、私の力であなたを城から追い出してみせる。 |
国王 ; さあ、これで解決だ。おまえの花婿の話をしよう。 |
国王 ; ジャスミーン! |
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ジャファー ; ふーん、あれさえ手に入っておれば、あのランプ! |
ジャファー ; あのじゃじゃ馬娘がもしも結婚したら追い出されるか、首が危ない。 |
イアーゴ ; あ! ちょっと待てジャファー、そうだあんたが花婿になりゃいい! |
ジャファー ; なんだ? |
イアーゴ ; いいか、いいかい、あんたが王女と結婚する。わかる? |
イアーゴ ; ほんでもってあんたが自分で王様になるんだ。 |
ジャファー ; ふーん。わしが結婚をして王様になる、か。そいつは名案だ。 |
ジャファー ; ふははははは…… |
イアーゴ ; わははははは…… |
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▼拒絶の岩地 |
---$ No.764 城門広場に向かおう 1 |
ジーニー ; どうだ、これでわかったろ! |
アラジン ; ああ、ほんとにたいしたもんだ。 |
アラジン ; ところで3つの願いか、何を願おうかな。 |
ジーニー ; おやー、聞き間違えか? 願いはもう1つ叶えただろ! |
アラジン ; とんでもない! 俺がいつ逃げたいって君にたのんだ? |
アラジン ; 君が好きでやったのさ。 |
ジーニー ; ダマされた! わかったよ、無料サービスは今回だけだからな。 |
アラジン ; さてと3つの願いか、何を願おうかな。 |
アラジン ; 君なら何を望む? |
ジーニー ; 俺かい? はじめて聞かれたよ。俺の望みは…… |
ジーニー ; いや、やめとこう。 |
アラジン ; 言えよ。 |
ジーニー ; 自由だ。どんなに力があったって俺には自由がない…… |
ジーニー ; そんな望み叶いっこないんだ。 |
アラジン ; 叶うよ。 |
ジーニー ; 俺が自由になるには、ご主人様が願ってくれなきゃダメなんだ。 |
ジーニー ; でも、そんなことってありっこないだろ。 |
アラジン ; まかせとけ! 俺がしてやるよ。 |
アラジン ; 俺の願い2つ叶ったら、3つめで君を自由にしてやる。 |
ジーニー ; そう、期待しとこう。 |
ジーニー ; さあ、そろそろたのむよ。1つ目の願いは? |
アラジン ; そうだな、実は好きな子がいるんだ。でも彼女、王女なんだ。 |
アラジン ; そうだ! 王子にできるかい? |
ジーニー ; ちゃんとしたお願いなら魔法の言葉を。 |
アラジン ; よーしジーニー、さあ俺を王子様にしてくれ! |
ジーニー ; おまかせあれ! |
アラジン ; いいぞー、これで、ジャスミンに会える。 |
アラジン ; ありがとう、リア! また、どこかで! |
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ジーニー ; 恋する若者は周りが見えなくなるってホントだね。 |
ジーニー ; あんたもほどほどにな。 |
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チリシィ ; キミ、完全に空気だったねぇ。 |
チリシィ ; でも、あのやり取りに入るのは無理だったかなぁ。 |
チリシィ ; え、王子になったアラジンが、この後どうなるのか気になるって? |
チリシィ ; うん、ただの興味本位ってわけじゃなさそうだねぇ。 |
チリシィ ; それにアラジンが言ってた王女のことも気になるし、僕たちもアグラバーに行ってみよう。 |
チリシィ ; はぁ、そんなことならじゅうたんに乗せてもらえばよかったねぇ。 |
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▼砂漠・城門付近 |
---$ No.766 城門広場に向かおう 3 |
ジャファー ; よいか、王女を私と結婚させるのだ。 |
国王 ; では、おまえと…… 王女を…… 結婚。 |
国王 ; お! ありゃなんだ? 音楽だ! |
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アラジン ; 国王陛下、王女様にお目通りを願いたくやって参りました。 |
国王 ; これはアリ・アバブワ王子殿。遠路はるばるようこそ。 |
国王 ; そうだ、国務大臣のジャファーじゃ。大臣も喜んである。 |
ジャファー ; まことにもって…… |
ジャファー ; しかしですな、プリンス・アブブー。 |
アラジン ; アバブワ。 |
ジャファー ; まあ、ともかく。私に無許可で、あのようなパレードをされましては…… |
国王 ; そなたはすばらしい若者じゃ。しかも王子だし。 |
国王 ; うまくすれば、おまえはジャスミンと結婚せんでもすみそうだぞ。 |
ジャファー ; 信用できませんぞ。 |
国王 ; 何を言うか、わしの人を見る目は確かじゃ。 |
国王 ; ふーん、ジャスミンもそなたなら気に入る。 |
アラジン ; 私もきっと姫君を気に入るでしょう。 |
ジャファー ; いけません! 王女の為にも私は絶対に反対です。 |
ジャファー ; こんな男は姫の相手に相応しくないわ。 |
アラジン ; 国王陛下、私はアリ王子ですよ。王女のお目通りを、きっと姫もその気に…… |
ジャスミン ; じょうだんじゃないわよ。 |
ジャスミン ; あなたたち勝手に私の将来を決めようって言うの。 |
ジャスミン ; 私はゲームの賞品なんかじゃないわ! |
国王 ; ありゃまあ…… |
国王 ; ああ、心配には及ばんよ、アリ王子。しばらく姫が落ちつくまで待ってくれ。 |
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ジャファー ; おまえには消えてもらわねばなるまい、プリンス・アブブー。 |
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▼衛兵の詰め所 |
---$ No.767 北東の家を調べに行こう 1 |
衛兵 ; おお、ちょうどいいところに来たな。こいつを見てくれ。 |
市場で買ってきた壺が急に動き出してびっくりです。気味が悪くて家に入れません。誰か何とかして! -北東の住民より- |
衛兵 ; というわけだ。どうやら、街のあちこちで同じ事件が起こってるらしい。 |
衛兵 ; すまないが調査を頼めるか? |
衛兵 ; そう言ってくれると思ってた。頼んだぞ。 |
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▼衛兵の詰め所 |
---$ No.770 路地裏に現れた壺の化け物を倒そう 1 |
衛兵 ; 壺の化け物の目撃情報が入ったぞ! |
衛兵 ; 街の西にある路地裏、アラジンの家がある区画だ。頼んだぞ。 |
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▼夜のスカラベの砂丘 |
---$ No.772 壺の化け物の親玉を探そう 1 |
チリシィ ; あれ? 誰もいないねぇ。 |
チリシィ ; あっ! 掲示板に何か書いてるよぉ。 |
スカラベの砂丘の更に奥地で壺の化け物の親玉がキャラバンを襲っている。 |
スカラベの砂丘に橋を架けておいた。これを見たら加勢に来てくれ。 -衛兵- |
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▼宵闇の砂漠 |
---$ No.775 壺の化け物の親玉を探そう 4 |
衛兵1 ; 壺の化け物の親玉はこの先だ! |
衛兵2 ; ここは俺たちが何とかする。おまえは親玉を追ってくれ! |
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アラジン ; はあ、どうすればいい…… ジャスミンは俺に話もしてくれない。 |
アラジン ; だいたい王子になるなんて願い自体が間違ってたんだ。 |
ジーニー ; なあアル、正直になったほうがいい。 |
アラジン ; バカ言え、ジャスミンに俺がただの薄汚いドブネズミだってことがわかったら…… |
アラジン ; そんなことできっこないだろ。 |
アラジン ; いいよ、彼女に会ってくる。 |
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アラジン ; ジャスミン王女。 |
ジャスミン ; 誰なの? |
アラジン ; 僕だ、アリ王子…… ん、んー。 |
アラジン ; プリンス・アリ・アバブワ。 |
ジャスミン ; あなたなんて会いたくないわ。 |
アラジン ; あ、ちょっと、ちょっと待って! 話だけでも。 |
ジャスミン ; いいから、私に構わないで。 |
ジャスミン ; ねえ、あなたどこかで会った? |
アラジン ; あ、いや、そんな…… |
ジャスミン ; でも、前に街の市場で出会った人に似てるみたい。 |
アラジン ; 市場だって、そんなところは召使いが行くだけさ。僕と出会うわけがない。 |
ジャスミン ; そうね、そんなわけないわ。 |
アラジン ; ジャスミン王女、君はその、美しい。 |
ジャスミン ; それに私はお金持ちなの、王の娘ですもの。 |
ジャスミン ; どこの王子もみんな結婚を狙ってるわ。 |
アラジン ; あー、そりゃ、そうだよ、この僕だって。 |
ジャスミン ; そうよね、このあなたもね。来るのはみんな気取り屋でうぬぼれ屋のいやな王子ばかり。 |
ジャスミン ; もう行って! |
アラジン ; でも! |
ジャスミン ; そこから飛び降りれば? |
アラジン ; はあ…… みんなが君を品物みたいに扱ってる。結婚を決めるのは君なのにね。 |
アラジン ; じゃあ、飛び降りるよ。 |
ジャスミン ; あ、ダメ! |
アラジン ; 何、何だい? |
ジャスミン ; まさか…… 宙に浮いてるの? |
アラジン ; 魔法のじゅうたんさ。 |
ジャスミン ; ええ、とてもきれい。 |
アラジン ; どうだい、よければいっしょに乗って飛んでみないかい? 宮殿を抜け出して世の中を見るんだ。 |
ジャスミン ; 平気なの? |
アラジン ; 僕を信じろ。 |
ジャスミン ; 何ですって? |
アラジン ; 僕を信じろ。 |
ジャスミン ; いいわ。 |
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ジャスミン ; 本当に魔法の世界みたい。 |
アラジン ; ああ。 |
ジャスミン ; きっと、アブーも来たかったんじゃない? |
アラジン ; いいさ、あいつ花火は嫌いだ。それに飛ぶのも嫌いだし…… |
アラジン ; あっ! アブーって!? ああ、もうダメだ。 |
ジャスミン ; やっぱり市場で会った人ね。わかってたわ、どうして嘘つくの? |
アラジン ; ジャスミン、ごめんよ。 |
ジャスミン ; 私を何だと思ってるの? |
アラジン ; それは…… |
ジャスミン ; ずっとだませると思って。 |
アラジン ; そうじゃないけど、でもばれちゃうなんて…… いや、悪気はなかったんだ。。 |
ジャスミン ; あなたは誰? ほんとのこと言って。 |
アラジン ; ほんとの僕? |
アラジン ; 僕はその…… |
アラジン ; つまり、僕はその…… 時々普通の庶民の格好をして、うっとうしい宮殿から抜け出してたのさ。 |
アラジン ; だからほんとに王子なんだ。 |
ジャスミン ; どうして隠してたの? |
アラジン ; ああ、そりゃ、わかるだろ、だって王子が変装して街に出かけるなんて、そんなの変わり者だって思われちゃう。 |
ジャスミン ; ちっとも変じゃないわよ。 |
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ジャスミン ; おやすみ、すてきな王子様。 |
アラジン ; おやすみ王女様。 |
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アラジン ; やった! |
アラジン ; はー、なんて幸せな気持ち。生まれて初めてだ。 |
ジャファー ; しっかり押さえつけろ。長居をしすぎたようだな、プリンス・アブブー。 |
ジャファー ; 二度と現れぬよう始末しろ。 |
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