アグラバー -AGRABAH-
▼雪山
---$ No.781 アラジンを捜そう 1
 チリシィ ; 大丈夫だったぁ?
 チリシィ ; アラジンとはぐれちゃったみたいだねぇ。
 チリシィ ; 王宮でのこと、いったい何があったんだろ?
 チリシィ ; アラジンを捜して聞いてみよう!
▼雪山
---$ No.782 アラジンを捜そう 2
 アラジン ; 君も巻き込んでしまってすまない。
 アラジン ; 何があったのかって?
 アラジン ; ああ、僕が悪かったんだ。
 アラジン ; ジャスミンには本当のことを話せず、そのことでジーニーとけんかして
 アラジン ; しまいにはランプまでジャファーに奪われてしまった。
 アラジン ; ジャファーはたぶん魔法のランプの力で、アグラバーを乗っ取ったんだ。
 アラジン ; ジャスミンと陛下が心配だ。急いでアグラバーに戻らないと。
 アラジン ; ここはどこだろ?
 アラジン ; じゅうたんがいてくれたらひとっ飛びなのに……
 アラジン ; 君もいっしょにじゅうたんを捜してくれないか?
▼雪山
---$ No.783 魔法のじゅうたんを捜そう
 アラジン ; よかった、無事だったみたいだね。
 アラジン ; 早速で悪いんだけど、アグラバーへ急いでるんだ。
▼ジャスミンの部屋
---$ No.784 玉座に向かおう 1
 アラジン ; ここからは歩いて行こう。
▼王宮内部・玉座
---$ No.789 ジャファーを倒そう 1
 ジャファー ; どうだねジャスミン、さあ私の后となれ。
 ジャスミン ; 絶対いや!
 ジャファー ; 待てよ。
 ジャファー ; ジーニー、最後の願いだ。ジャスミン王女に私を好きにならせるのだ。
 ジャファー ; 今度こそ消してくれるぞ。
 アラジン ; ジャスミンは逃げて!
▼王宮内部・玉座
---$ No.790 ジャファーを倒そう 2
 ジャファー ; ふははは…… 愚か者め。
 ジャファー ; 世界中で一番強い俺様を倒せると思ったのか。
 ジャファー ; ジーニーがいなければ、おまえなどどうということないわ。
 アラジン ; ジーニー……
 アラジン ; ジーニー!
 アラジン ; ジーニーのほうがおまえなんかよりずっと強いぞ!
 ジャファー ; 何だと!?
 アラジン ; ジーニーがその気になればおまえなんかいちころだ!
 ジーニー ; アル、よせよ、俺を巻き込まないでくれ。
 アラジン ; そうだろジャファー、おまえなんかまだ世界で二番目じゃないか。
 ジャファー ; そのとおりだ、奴の力は俺様より上だ。だが、すぐに変えてやる。
 ジャファー ; ジーニーよ、第3の願いだ。俺様を変えるのだ、最強のジーニーに!
 ジーニー ; はい。ではお言葉に従いまして…… 行くよアル。
 ジャファー ; パワーだ! 絶大なパワーだ!
 ジャファー ; 何度やっても無駄だ。
 アラジン ; あわてるなジャファー。大事なことを忘れてるぞ!
 アラジン ; おまえはジーニーのすべてを受け継いだ。
 ジャファー ; 何じゃと!?
 アラジン ; さあこのランプの中に戻れ!
 ジャファー ; やめろ! やめろー!
 ジーニー ; ほんじゃま、こいつらには1万年ほど洞窟にでも入っててもらいましょー。
 アラジン ; ジャスミン…… ごめんよ、王子だなんて嘘をついて。
 ジャスミン ; いいの、わかってる。
 アラジン ; ああ、もう、これでお別れだ。
 ジャスミン ; あんな法律、ひどすぎるわ! 愛してる。
 ジーニー ; アル、大丈夫だ、まだ最後の願いが残ってる。
 ジーニー ; さあ、それで王子に戻れよ。
 アラジン ; ジーニー、君の自由はどうする。
 ジーニー ; いいさ、人に仕えるのには慣れてる。愛のほうが大事さ。
 アラジン ; ジャスミン、君を愛してる。でも、もうこれ以上嘘をついて生きたくない。
 ジャスミン ; わかったわ。
 アラジン ; ジーニー、よし君を自由にする。ジーニーに自由を。
 ジーニー ; 自由だ…… 自由になった。
 ジーニー ; やったー、ついに自由になったー!
 アラジン ; ジーニー、これで君ともお別れだね。
 ジーニー ; さびしいよな……
 ジーニー ; 誰がなんと言っても君は僕には王子様だ。
 国王 ; うーん、そうじゃ。君は王子として十分にふさわしい男じゃよ。
 国王 ; いかんのは、あの法律だな。
 ジャスミン ; お父様……
 国王 ; いやいや、わしは国王じゃ。
 国王 ; 本日これより王女は自分が認めた相手と結婚してよいこととする。
 ジャスミン ; 彼よ、この人よ!
 ジャスミン ; あなたと結婚します、アラジン。
 アラジン ; アルでいいよ。
 チリシィ ; やっぱり嘘の中に幸せはないんだねぇ。
 チリシィ ; うん。僕も正直でありたいよ。