デイブレイクタウン -Daybreak Town- |
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▼噴水広場 |
---$ No.675 マスター・アセッドに立ち向かおう! |
アヴァ ; もう消滅は避けられません。私たち5人のマスターもおそらく…… |
エフェメラ ; いきなりユニオンマスターなんて大役、無理ですよ。 |
エフェメラ ; しかも消滅とか冗談キツいですって。 |
アヴァ ; 時間がありません。これからは、あなたたちだけになるんです。 |
アヴァ ; 誰かが皆をまとめていかなければ光が途絶えてしまいます。 |
エフェメラ ; でも…… |
アヴァ ; あなたを含め5人、ダンデライオンから選びます。 |
アヴァ ; その5人がリーダーとなり、今後各ユニオンを率いて、皆を導いてください。 |
アヴァ ; 5人いるんだから少しは気が楽でしょう。 |
エフェメラ ; 5人ですか…… |
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ヴェントゥス ; そうか、2人は知りあいなんだね。 |
ヴェントゥス ; 俺はずっと野良だったから、うらやましいな。 |
スクルド ; 私も同じようなものだよ、結局ね。 |
ヴェントゥス ; でも、俺なんて特別何か凄いわけでもないし、ランキングでも上位に入ったことないのに、 |
ヴェントゥス ; どうして選ばれたのかわからないんだよね。 |
スクルド ; それはアヴァ様に何か考えがあったんじゃないかな? |
ヴェントゥス ; うーん…… アヴァ様ともそんなに話したことないし、実際どういう方なのかわからないんだよね。 |
エフェメラ ; 話しやすい人だったよ。 |
スクルド ; エフェメラは誰にでもそうでしょ? |
エフェメラ ; そんなことないよー。 |
ヴェントゥス ; やっぱり仲間ってうらやましいな。 |
エフェメラ ; 何言ってんだよ、ヴェンも仲間だろ。 |
ヴェントゥス ; うん! |
??? ; 仲間か、いいねー。 |
全員 ; ! |
スクルド ; あなた、4人目? |
ブレイン ; 俺はブレイン、よろしくな。 |
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チリシィ ; まただね…… |
チリシィ ; やめとこうよ、気持ちはわかるけどキリがないよ。 |
チリシィ ; 最近多過ぎるよね、本当にどうなっちゃうんだろぉ…… |
リア ; ! |
チリシィ ; 仲間にキーブレードを振るうなんて! |
キーブレード使い1 ; 仲間だと? 笑わせるな、こいつらは俺たちのルクスを奪ったんだ。 |
キーブレード使い2 ; はぁ? 光は俺たちが守っている、お前たちのユニオンが裏切り者の闇ではないのか? |
キーブレード使い1 ; お前たちのユニオンこそ、光を奪う闇ではないのか! |
チリシィ ; 待ってよ! 例え別々のユニオンでも目的は同じ仲間、戦うのは間違ってる! |
キーブレード使い2 ; 引っこんでろ! |
スクルド ; やめなさい! |
チリシィ ; スクルド! |
キーブレード使い2 ; は? おまえはどこのユニオンだ? |
スクルド ; そんなことは関係ない。私たちの敵は闇の魔物。キーブレードは人に振るうものじゃない! |
キーブレード使い1 ; 人であろうが光を奪う者は闇の存在、魔物と同じだ! |
スクルド ; 何てことを! |
キーブレード使い3 ; もう、戦いははじまってるんだ。 |
アセッド ; そのとおり…… |
全員 ; ! |
アセッド ; もはや、信じられるのはユニオンの結束のみ。 |
アセッド ; 同じキーブレード使いであろうが、その心が闇か否かの判断はできない。 |
アセッド ; 絶対的強者、ユニオンの強さは回収した光の数じゃない。強いユニオンこそが正義なのだ。 |
アセッド ; それは戦って証明するしかない。 |
スクルド ; そんな! |
アセッド ; 反論があるのか? おまえたちはアヴァが裏で組織しているダンデライオンの一味だろ? |
アセッド ; アヴァがやっていることも結局は力の誇示だ。同じではないのか? |
スクルド ; …… |
リア ; 私はダンデライオンではありません。 |
アセッド ; ほう、ユニオンはどこだ? |
リア ; ウルスス。 |
アセッド ; キーブレードを構えろ。 |
リア ; ! |
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リア ; 私は…… |
チリシィ ; 大丈夫? |
リア ; 夢? …… なのかな? |
チリシィ ; ずいぶんうなされてたからねぇ…… 今日はゆっくり休んだら? |
リア ; うん…… でも…… どれくらい眠ってたんだろう? |
チリシィ ; いつもどおりだよ。 |
チリシィ ; おやすみ…… |
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アヴァ ; あなたたち5人が、今後ユニオンを率いる上で、 |
アヴァ ; 必ず守らなければならない掟が書かれています。 |
エフェメラ ; どんどん話が進んでますけど、まだ消滅とか、リーダーとか、何も納得してませんからね。 |
アヴァ ; 納得できなくても聞いておいてください。 |
エフェメラ ; ……はい。 |
アヴァ ; あなたに今お願いしている、他の世界での準備。 |
アヴァ ; もうすぐそこにダンデライオン全員に移動してもらいます。 |
アヴァ ; そこではここと同じ経験を追体験してもらいますが、消滅の未来のない世界がつづきます。 |
エフェメラ ; 上書き、ってことですか? |
アヴァ ; そうなりますね。 |
アヴァ ; ダンデライオンのメンバーには消滅の記憶を消してもらい、世界を先の時代に繋いでもらわないといけません。 |
エフェメラ ; 皆には消滅はなかったことに? |
アヴァ ; 悲劇の記憶は必要ありません。皆に悲しみを引きずってほしくはないのです。 |
アヴァ ; だから、このことはあなたたち5人の秘密です。 |
アヴァ ; 各メンバーのチリシィに協力してもらってください。 |
エフェメラ ; 例え悲劇でも、それを胸に先に進むべきでは? |
アヴァ ; ……さすがエフェメラ君だね。でも、その最後の瞬間に立ち会っても、そう思えるかな? |
エフェメラ ; …… |
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ブライン ; 俺が最後かと思ったんだけどなぁ、もっとマイペースなヤツがいるのか。 |
エフェメラ ; そうだな。 |
ブレイン ; で、5人のリーダーは君なの? |
エフェメラ ; いやぁ、そんなの決まってないよ。とりあえず5人揃わないと。 |
ブレイン ; なるほど。ところで、あの掟ってやつは絶対なのかな? |
スクルド ; それは、掟だから…… |
ブレイン ; ふーん…… スクルドは真面目な子なんだねぇ。まるでアヴァ様だ。 |
スクルド ; 2人目、それ言ったの。 |
ヴェントゥス ; アヴァ様ってスクルドに似てるんだ! |
エフェメラ ; そんなに立派じゃないなぁー。 |
スクルド ; ちょっとー! |
ブレイン ; でもさ、本当に信用しちゃっていいのかな? |
ブレイン ; 例えば、消滅の事実は5人だけの秘密ってやつとか、皆に嘘をつくことになるんだけど。 |
ヴェントゥス ; 俺も、それはちょっと気になってたんだ…… |
スクルド ; でも…… |
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チリシィ ; もういいんだよ、もういい…… |
リア ; 女神…… |
リア ; スクルド…… |
スクルド ; リア…… |
リア ; 約束…… 破った…… |
エフェメラ ; やっと会えたな。 |
リア ; 遅い…… |
エフェメラ ; ああ、悪かった…… |
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アヴァ ; ……さすがエフェメラ君だね。でも、その最後の瞬間に立ち会っても、そう思えるのかな? |
エフェメラ ; 秘密だ。あの悲劇を思い出させたくない。掟に従おう。 |
ブレイン ; りょーかい。俺はエフェメラを信じるよ。 |
ヴェントゥス ; 俺も! |
エフェメラ ; さぁ、あと1人だ。 |
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