デイブレイクタウン -Daybreak Town- |
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▼??? |
---$ No.925 カート工場へ向かおう 2 |
チリシィ ; 連れてきたよ〜。 |
ブレイン ; ありがと。 |
ヴェントゥス ; ブレイン、エフェメラ、いっしょだったんだ? どうしたの? |
エフェメラ ; 二人? |
チリシィ ; 仕方なかったんだよ〜。 |
ヴェントゥス ; ねぇねぇ、二人は雪降ってたの見た? |
スクルド ; 話があるって聞いたけど、どうしてこんなところに? |
ブレイン ; ん〜まぁいいか、じゃあちょっと聞きたいんだけど。 |
ブレイン ; ユニオンリーダーを君たちに命じたのは? |
スクルド ; アヴァ様よ。 |
ヴェントゥス ; うん、アヴァ様だった。 |
エフェメラ ; いや、これ違うなぁ。 |
スクルド ; え? |
ヴェントゥス ; うん? |
ブレイン ; アヴァ様にはどこで? |
スクルド ; ここだったわ。 |
ヴェントゥス ; 俺は…… 塔の近くだった。 |
ブレイン ; ……そうか。 |
スクルド ; これは何なの? まるで尋問じゃない。 |
エフェメラ ; これには訳があるんだ、スクルド。 |
ヴェントゥス ; 俺たち、何か疑われてる? |
ブレイン ; 実はアヴァ様から、俺だけ受け取っていたものがあるんだ。 |
スクルド ; それは! 予知書?? |
ブレイン ; ああ、でも問題はそこじゃない。 |
ブレイン ; この予知書にアヴァ様がメモを挟んでいて、そこにはユニオンリーダー5人の名前と、 |
ブレイン ; 本来、予知書を託されるはずだったリーダーに、丸が付けられている。 |
スクルド ; 本来って? ブレインには丸が付いていなかったの? |
ブレイン ; ああ、それは予知書を託される時に察していた。 |
ブレイン ; アヴァ様は予知書に書かれた未来を変えたくて、 |
ブレイン ; 本来託される予定だったリーダーじゃなく、俺に予知書を託したんだと。 |
ブレイン ; でも、もう一つ、問題はユニオンリーダーの名前の方だ。 |
ブレイン ; 5人の中の一人に、今のユニオンリーダーの中にいない、ラーリアムの妹、ストレリチアの名前があった。 |
スクルド ; え? じゃあ、それもアヴァ様が入れ替えたの? |
ブレイン ; 俺は違うと思ってる。ストレリチアは知ってのとおり行方不明。 |
ブレイン ; おそらく彼女の身に何かが起きたんだろう。 |
ブレイン ; ユニオンリーダーの入れ替えがアヴァ様の意思によるものなら、このメモを最初から俺に渡す必要はなかったし、 |
ブレイン ; ストレリチアの消息に関しても、アヴァ様の関与が疑わしくなるけど、 |
ブレイン ; アヴァ様がそんなことをするとは思えない。 |
スクルド ; ストレリチアに何かが起きたから、他の人をユニオンリーダーに任命したとか? |
ブレイン ; ストレリチアが最後に目撃されたのは、キーブレード戦争開戦を告げた、あの鐘の前。 |
ブレイン ; ダンデライオン入りさえ躊躇していたストレリチアが、リアをダンデライオンに誘おうと躍起になっていた。 |
ブレイン ; おそらくアヴァ様からユニオンリーダーに任命され、キーブレード戦争について聞かされたからだろう。 |
ブレイン ; そんな短時間でアヴァ様周知の交代劇があれば、誰かにその事実を伝えたはずだ。 |
ブレイン ; 少なくとも、運命を変えて予知書を託した俺には。 |
スクルド ; そうね…… ラーリアムは名前があったの? |
エフェメラ ; ああ、あった。 |
エフェメラ ; ラーリアムはストレリチアの件もあるから、事実がもう少しわかってから話すつもりだ。 |
ブレイン ; さっきの質問で、本人に入れ替えの自覚があるかないかを確かめさせてもらった。 |
ブレイン ; だから、事実を知っても俺たちの関係は変わらない。 |
ブレイン ; それを決めるためにエフェメラと話してたんだ。 |
エフェメラ ; 本人に自覚はないんだろうと思う。 |
エフェメラ ; だから、むしろこうなってしまった謎を解明するために、これまでどおり仲間として協力してほしいと思ってる。 |
ブレイン ; ヴェントゥス、君の名前はメモにはなかった。 |
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マレフィセント ; まったく、警備が手薄な場所だねぇ。 |
??? ; 本来、侵入が禁止されていて誰も入らないからな。 |
マレフィセント ; 箱舟に関してもそうだけど、あんたはやけに、こちら側の勢力に関して詳しいじゃないか。 |
マレフィセント ; いったいどういう関係なんだい? |
??? ; 古い古い知人さ。 |
マレフィセント ; で、その古い古い知人がどうして私に元の時間に帰ってもらわないと困るんだい? |
??? ; 標になってもらうためさ。 |
マレフィセント ; 標? |
??? ; あんたにさっき説明しただろう? |
??? ; 時間を超えるために必要なものは、肉体を形成する媒介、自分を記憶する者。 |
??? ; 元々この世界にいる住人にはそれらが未来にはない。 |
??? ; だからあんたに未来に帰ってもらえば、この世界の住人の標になってもらえる。 |
マレフィセント ; この世界の住人が未来へ? |
??? ; どの道、あんたは元の時間に帰るしかない。 |
??? ; それ以外のことはどうでもいいだろう。 |
マレフィセント ; フン! まぁいいさ。 |
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??? ; ここだ。 |
マレフィセント ; どうやって入るんだい? |
マレフィセント ; なるほど。 |
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マレフィセント ; これかい? |
??? ; ああ、早速帰るなら中に入ってくれ。 |
マレフィセント ; いや、そうもいかないねぇ。 |
??? ; いらぬ詮索はせずに帰った方がいいぞ。 |
マレフィセント ; ほらね。 |
ラーリアム ; なぜあなたがこんな場所に? |
ラーリアム ; 要件によっては倒させてもらうよ? |
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