デイブレイクタウン -Daybreak Town- |
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▼ヴァネロペの隠れ家・内部 |
---$ No.935 隠れ家に現れたハートレスを退治しよう 3 |
ヴェントゥス ; でも…… 俺は本当にアヴァ様に言われたんだ。ユニオンリーダーにって…… |
ブレイン ; 君が嘘をついてるとは思ってないよ、ヴェン。 |
エフェメラ ; じゃあ、やっぱりアヴァ様が意図的に? |
ブレイン ; いや、おそらくラーリアムの妹、ストレリチアは残念だけど、もう存在していない…… |
ブレイン ; ユニオンリーダーになるはずだった彼女は、ダンデライオンには参加していたはずだ。 |
ブレイン ; でも、ダンデライオンに彼女はいない。 |
ブレイン ; もし、入れ替えがアヴァ様によるものだったとしても、何も伝えず大戦に向かわせるはずはない。 |
ブレイン ; 彼女が存在しないことが、アヴァ様の意図じゃない証拠だ。 |
エフェメラ ; だったら誰がヴェンに。 |
ブレイン ; 俺たちはなぜダンデライオンに選ばれた? |
エフェメラ ; 先の時代に光を繋ぐため、だろ? |
ブレイン ; 光だけが先に進む、それを許さないのは? |
エフェメラ ; ……闇。 |
ブレイン ; 闇は姿を隠す…… 人にさえ。 |
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マレフィセント ; そうかい、おまえたちも閉じ込められたんだね。 |
ラーリアム ; あんたは招待リストに入ってないなぁ。 |
マレフィセント ; ああ、だから出ていかせてもらうのさ。 |
ラーリアム ; 出口はここじゃないけど? |
マレフィセント ; ふん、どうやらあんたは知らないようだね? この部屋が、何なのか。 |
ラーリアム ; そうだね、ここはボクの趣味じゃない。 |
マレフィセント ; どんな檻でも出口は用意するもの。この"でーた"の檻にもね。 |
マレフィセント ; それがここ、だから私はおまえの望みどおり出ていくのさ。 |
ラーリアム ; へぇ〜 ここってそんな重要なとこだったんだ。単なるラボか物置きくらいに思ってたよ。 |
マレフィセント ; どっちも正解さ、ここではある研究をしていたらしい。 |
マレフィセント ; そしてその研究の残骸が置き去りにされた。 |
マレフィセント ; これで私は出ていかせてもらうよ。 |
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スクルド ; 闇がアヴァ様を装ったと? |
ブレイン ; ヴェントゥス、君がアヴァ様に会った時何か変に思うことはなかった? |
ヴェントゥス ; うん…… どうだったかな…… |
エフェメラ ; アヴァ様は何て言ってた? |
ヴェントゥス ; ユニオンリーダー5人の一人になってほしいと…… |
ヴェントゥス ; それで、掟の書を手渡されて…… |
ヴェントゥス ; すべてが終わって決戦の地に行けば、他の4人が待ってるからと。 |
ブレイン ; 初めて会った時に言ってたね。他には? |
ヴェントゥス ; ……最初は、薄暗い空き家に呼び出されて…… |
エフェメラ ; え? 塔の近くじゃないの? |
ヴェントゥス ; ……最初は空き家で、その後、塔の近くまで歩きながら話したんだ…… |
ブレイン ; その空き家でのこと、思い出せる? |
ヴェントゥス ; うん…… |
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ヴェントゥス ; あの日、俺はアヴァ様に呼び出された空き家に行って…… |
ヴェントゥス ; アヴァ様…… ヴェントゥスです。 |
ヴェントゥス ; アヴァ様ー! |
ヴェントゥス ; ここじゃないのかな……? |
ヴェントゥス ; ! 誰? |
ヴェントゥス ; 多分…… |
ヴェントゥス ; その時にアヴァ様が来て、いっしょに空き家を出て…… |
ヴェントゥス ; 塔までの道すがら、さっき話した会話をしたんだ。 |
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ブレイン ; さっき、"多分"って言ったけど、どうして? |
ヴェントゥス ; アヴァ様が来て、その家を出るまでのことは記憶になくて…… |
ヴェントゥス ; でも、会ってすぐに家を出たんだと思う。 |
ブレイン ; 本当にそこに来たのは、アヴァ様だった? |
ヴェントゥス ; え…… |
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チリシィ ; 何で…… |
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スクルド ; どういうこと? |
ブレイン ; とりあえず、塔に戻ろう。 |
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