エンチャンテッド・ドミニオン -Enchanted Dominion- |
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▼森・一本橋 |
---$ No.841 エンチャンテッド・ドミニオンでハートレス退治 1 |
マレフィセント ; なぜ…… なぜだ……! |
マレフィセント ; どうして結末を変えられない! |
??? ; あんたが先の時代から来ることを知っていたからだよ、マレフィセント…… |
マレフィセント ; 誰だい? 姿を見せな! |
??? ; そうだな俺は、あえて言うなら…… |
??? ; 闇だ。 |
マレフィセント ; 闇? 随分あいまいだね。 |
??? ; あんたの魂胆は単純だ、マレフィセント。 |
??? ; 過去の世界で敗北の筋書きを書き換え、7つの純粋な光の心、セブンハートを集めたかった。 |
マレフィセント ; …… |
??? ; だが、歴史の改ざんは、無知な者が容易に触れてはいけない。 |
??? ; "自分が存在する過去には時間を遡ることができる。その為には一度心と体を分ける必要がある" |
??? ; これが時間移動のルールだ。 |
??? ; あんたはうまく操っていたと思っていた少年に、その身をキーブレードで貫かれた時に思った。 |
??? ; かつて老キーブレード使いから教わった、時間を超える方法が使えるんじゃないか? と。 |
マレフィセント ; すべてお見通しってわけかい。 |
??? ; その方法を使い、あんたが過去に来ることもマスターは当然知っていた。 |
??? ; だからキーブレード戦争以前の現実世界には、エンチャンテッド・ドミニオンの世界を構成しなかった。 |
マレフィセント ; まどろっこしいね! |
マレフィセント ; 私を罠にハメたってことだろう? |
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??? ; キーブレード戦争以前、キーブレード使いたちは |
??? ; 予知書から取り出された未来の光の世界で、闇の魔物を倒して光を集めていた。 |
??? ; キーブレード戦争後、マスターと予知者は消え、残ったキーブレード使いたちの悲しみの記憶を |
??? ; 追体験という名目で上書きすることになっていた。 |
??? ; しかし、マスターと予知者なき後、予知書から世界は取り出せない。 |
??? ; そこで事前にデータの中に世界を構成し直しておいた。 |
??? ; 現実世界に構成しなかった世界を含めてね。 |
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マレフィセント ; だからまどろっこしいと言ってるじゃないか。 |
マレフィセント ; ともかくここは現実の世界じゃないんだね? |
??? ; そう、あんたが来たのは現実の世界線上じゃない。 |
??? ; ここは決まった筋書きが用意されたデータの世界。上書きはできないように鍵が掛けられている。 |
マレフィセント ; 私の力を恐れ、現実世界じゃなく、隔離された空間に閉じ込める様に罠を張ったわけだね? |
??? ; 察しがいいな。だが、恐れたのはあんたの力じゃない。 |
??? ; 未来の時代を知る、あんたの記憶だ。だからデータであってもセブンハートの世界を一つ省いた。 |
??? ; その世界で起きることを記憶として、未来に持ち帰られては困るからな。 |
マレフィセント ; フン! で、どうする気だい? |
マレフィセント ; このまま"でーた"の世界に閉じ込めておく気かい? |
??? ; それは困る。あんたには元の時代に帰ってもらわないとな。 |
マレフィセント ; でも、未来に向けては時間を超えられないんだろう? |
??? ; 方法はある。 |
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