社会は再生をとげつつあった。
かつてファルシが担っていた機能は、科学技術によって、次々と実現した。
その中心となったアカデミーは、政府を動かす存在として台頭。
若きリーダーのもと、各地で発生するパラドクス現象の解明を進めていた。
異変の中心地、ヤシャス山。
その空は、時空をむしばむ暗雲に覆われていた。
クリスタルが語る、時の記憶。
10年の時を超え、セラはホープと再会した。
だがそこに待っていたのは、「予言の書」という新たな謎だった。
装置が映す映像は、ライトニングのいるヴァルハラの光景なのだろうか?
パラドクスの解明をめざすセラとノエル。
扉の先に待つのは、希望か絶望か?