ファルシの復活か、人の手による再興か?
人々が選んだのは、科学の力だった。
聖府にかわって実権をにぎった臨時政府は、研究機関「アカデミー」を設立。
失われた技術を、古代の遺跡に求めた。
調査エリアのひとつ、ビルジ湖畔。遺跡から出土したのは、未知の巨大兵器だった。
クリスタルが語る、時の記憶。
遺跡に降り立ったふたりを、見えない巨人が襲った。
謎の少女アリサに頼まれ、セラとノエルは調査を開始する。
巨人の暴走を止めたふたりに、明かされる真実。
かつてこの遺跡で、多くの命が失われた。当時の記憶は、今もアリサを苦しめていた。
自分の過ちがなければ、事件は起きなかったかもしれない。
償いきれぬ過去を前に、セラは立ちすくむのだった。