セラの意思が、カイアスの力を上回った。 予想外の反撃を受け、カイアスの姿は消失する。 だがそのために、壊れた歴史は、さらにねじ曲がった。 時が正しくあるためには、カイアスもまた、必要な存在だったのだ。 残ったのは、どの歴史ともつながらない場所。 やがて消えゆく世界だった。 世界の終わりのネオ・ボーダムに、セラは取り残された---