終末の日、叛逆の時

この世界の未来は絶えた。
ブーニベルゼに用意された新世界に、解放された魂は導かれる。
だが、そこには欺瞞が隠されていた。
神が望むのは500年を耐えた強靭な、かつ過去に囚われないまっさらな魂のみ。
忘却の禊は生者の記憶を抹消し、死者の魂を消滅させるための選別の儀式だった。
誰もが冷酷な神にだまされていた。契約が破棄された今、私は至高神ブーニベルゼの敵となろう。
セラと、すべての死者を新世界に解放する者となろう。