不可視の領域で

変わらない。変われない。ルミナは私にそう言い放つ。
私の心の中、私の内なる領域に忍び入ってきて、ブーニベルゼのしもべを演じる私をあざ笑う。
本心を押し殺し、表に出そうとしない姿勢が哀れでさえあると---
それでも、私に改める気などない。
1000年以上も前の時代からずっと、私はそうやってセラを守ろうとしてきたんだ。
そして今、失われたセラを取り戻すためなら、私は喜んでいつわりに身をゆだねよう。
セラが甦るのであれば、私はどうなろうとかまわない---