モーグリの一族は、私がヴァルハラでしもべにしたモーグリと同じくどこか抜けている。 空を飛べるくせに、地面に近いところで浮かんでいるばかりで、森の中で帰り道を見失ってしまうありさまだ。 迷子になった3人を見つけ出して、里まで「モーグリ投げ」で送り届けてみたが、 なるほど投げてみればなかなかに爽快な気分になれる。 セラもモーグリをさんざん投げたそうだが、まだまだ負けるつもりはない。 セラが戻ってきたあかつきには、そうだな、モーグリキャッチボールでもさせてもらうか。