「いつわりの解放者」

人の心が視えない神に、人の未来をゆだねてよいのだろうか?
人々を真に解放するためには、神に背いて世界を奪い取るべきでは?
だが、至高の神ブーニベルゼを倒すことなど可能だろうか---?

ライトニングの内心に生じた迷いを悟り、真実を視る巫女ユールは告げた。
今のあなたでは、何も救うことはできないと。
人類を正しい未来に導くことも、セラの魂を見出すこともできはしない、と。

今のライトニングはまだ、神の掌から逃れられない不完全な存在にすぎない。
真の自分を取り戻さねば、真の勝利もない--- 冷厳な真実を示し、ユールは消える。