女神の消失

女神は死んだ。
ノエルの剣が「混沌の心臓」--- エトロの分身にとどめを刺し、女神は存在の彼岸へと霧消した。

女神のいましめから解き放たれた混沌は、可視と不可視の境界--- 「女神の門」をたやすく破壊した。
それは何ぴとの想像を絶する力であった。
すべてをヴァルハラが呑み込み、生も死も、過去も未来もない、混沌の世界が現出した。

カイアスとの決戦のさなか、ライトニングはそれらすべてが逃れられぬさだめと知った。
彼女は敗北を受け入れ、クリスタルの眠りについた--- ただひとつの想いを胸に。