廃棄物が山と積まれ、パルスの機械がうごめく。
コクーンが空に浮かんでいた時代から、ヴァイルピークスは人の侵入を拒んできた。
この地はまた、ライトニングら運命に導かれたルシたちが、
それぞれの想いをぶつけながら駆け抜けた場所でもあった。
だが、彼らの200年も前の記憶が、この地にわざわいをもたらすことになろうとは、セラたちには、知る由もなかった。
クリスタルが語る、時の記憶。
時の歪みを調査中に消失した、アカデミーの精鋭「ブリッツ隊」。
失踪の原因は、パラドクスが生んだオーディンの幻影だった。
セラとノエルは幻影を倒し、隊員をもとの時代に生還させた。
その瞬間、ヴァルハラからライトニングの声が届く。
もういちど、セラに会いたい---
その想いを支えに、戦いを続けるライトニング。
ノエルはその望みをかなえたいと思うのだった。