異なる次元より到来し、世界を侵蝕しつづける謎のエネルギー。 世界の大半はすでに混沌の海に沈んだ。 残された大地がすべて呑まれるとき、この世は終焉を迎えるという。 混沌は物質界の秩序を破壊する逆説に満ちた力であり、魔物を産みだしたり、ある種の魔法の源泉ともなる。 人の眼には「闇の霧」のように視えるが、奇妙なことに神の眼には映らぬとされ、 そのため「不可視」の力とも呼ばれる。 死せる人々の魂は、混沌の海に還るといわれている。