「ライトニングの胸中」

ライトニングは失っていた記憶を取り戻した。
彼女がクリスタルの眠りについたのは、亡きセラの魂を守る「棺」となるためだった。
けれど現在ライトニング胸に、セラの魂は不在であった。
「解放者」として目覚めたときに、人としての感情とともに、セラの魂も抜け落ちてしまったのだろうか?

ルミナがほのめかす。
心ない神の干渉によって、ライトニングの心は、多くのものを失った。
セラの魂も切り捨てられて、混沌の淵をさまよっている。
神はセラの復活を約束したが、それは偽者のセラにすぎない--- と。

ライトニングは初めて胸中を明かす。
もしも神が約束を違えたなら、神を裏切る意思があると。
神に新世界を創造させたのち、世界を人間の手に奪い取るというライトニング。
そのための「最後の手段」とは---?