ソラのものがたり
1. 最初から見ることができる
 小さな島で生まれ育ったソラは、外の世界に旅立つことを夢見て、親友のリクとカイリの3人で、イカダでこぎだす計画を立てていた。
 ある日、島の洞窟をのぞいたソラは、「扉の向こう」から来たという人物に出会う。
 その夜、異変が島を襲う。
 リクは「あの扉から外の世界へ」と言い残して闇に消える。ソラの手に、鍵をかたどった不思議な剣を残して---
 そしてカイリもまた、ソラの目の前で姿を消す。
 巨大な暗黒球が、島を飲みこもうとしていた。ソラは暗黒球から出現した魔物を倒すが、島もろとも闇に飲みこまれた。
 一方、ディズニーキャッスルでは大騒ぎになっていた。王様が突然姿を消したのだ。
 ドナルドとグーフィーは王様をさがして城を出発する。手がかりは、王様が残した手紙しかない---
 やがてソラは見知らぬ街トラヴァースタウンで目をさまし、レオンと名乗る青年と出会う。
 彼はエアリスやユフィとともに、世界をおびやかす闇の魔物ハートレスについて調べているという。
 どうやらソラの持つキーブレードが、謎を解く「鍵」らしい。
 ソラはとまどいながらも、ドナルドとグーフィーにさそわれて仲間になる。さあ、3人で力を合わせ、新しい世界をめざそう!

2. トラヴァースタウンの小さな家でシドに話しかける
 島の消滅にまきこまれて行方不明になったカイリと、ハートレスについて調べるために姿を消した王様。
 たいせつな人たちをさがすため、ソラとドナルド、グーフィーは、グミシップで旅している。
 行く先々の世界には、ぶきみな影がしのびよっていた。
 ワンダーランドでは、無実の罪を着せられたアリスを助けたものの、彼女は何者かにさらわれてしまう。
 ディープジャングルでは、ハートレスにとりつかれたクレイトンを倒さねばならなかった。
 そしてひさしぶりに再会したリクは、どういうわけかソラたちといっしょに行動しようとしない。
 しかし不安なことばかりではない。
 ともだちになったターザンの案内で見つけた、ふしぎな鍵穴。それをキーブレードで閉じると、新たなグミブロックが手に入ったのだ。
 エアリスによると、ハートレスは鍵穴を通って現れるようだ。
 たくさんの世界をめぐり、キーブレードで鍵穴を閉じれば、世界の破滅を食いとめることができるかもしれない。
 手に入れたグミブロックは、ソラたちを新たな世界へとみちびく。次なる世界で、カイリに会えるだろうか---?
 キーブレードは何も語らない。

3. トラヴァースタウンとネバーランドの鍵穴を封印したあと、1番街でシドに話しかける
 ネバーランドで、ソラはやっとカイリに再会する。しかし彼女は心をなくして眠りつづけていた。
 彼女の心を取り戻すため、リクはハートレスの力を利用するというのだ。
 ソラの説得も通じず、リクはカイリを連れ去った。行き先はホロウバスティオン。魔女マレフィセントの城だ。
 マレフィセントは、心に闇を秘めた者たちと手を組み、何かたくらんでいるようだ。
 海賊フック船長も、アグラバーの支配をもくろんだジャファーも、みなマレフィセントの指図で動いていた。
 さらに今やリクも---
 マレフィセントの目的は、いったい何か?
 アリスやジャスミンがさらわれ、カイリが連れ去られたのも、マレフィセントのしわざなのだろうか?
 またマレフィセント一味はキーブレードをもねらっているらしい。
 さらわれた少女たちと鍵穴、そして「鍵」には、どんな秘密が隠されているのだろうか。
 その答えを求め、ソラたちはホロウバスティオンをめざす。
 アラジンやピーターパンとの出会いを通じて、少しずつ強くなった心がソラの武器だ。
 闇の力に打ち勝って、カイリを助けるまで、ソラの旅は終わらない。

4. ナビグミを入手したあと、1番街でシドに話しかける
 キーブレードの本当の持ち主は、ソラではなくリクだった------
 それを知ったドナルドとグーフィーは、王様の命令に従い、ソラのもとをはなれてしまう。
 あきらめかけたソラだったが、ビーストにはげまされて立ちあがる。
 リクがふるう闇の力にもひるまず立ち向かうソラ。ドナルドたちは心を打たれてソラのもとにもどり、うばわれたキーブレードも取り返す。
 マレフィセントを倒したソラたちの前に、最強の敵が現れた。
 リクの体を乗っ取ったアンセムは、ソラに真実を告げる。失われたカイリの心は、ソラの胸の奥で眠っていたのだ。
 カイリの心を解放するため、ソラはキーブレードで自分の心を分解し、消滅してしまった。
 カイリはめざめ、彼女たちプリンセスたちの力で最後の鍵穴が完成する。
 闇へと通じる鍵穴が---
 やむなく逃げ出したカイリたちは、一体のハートレスに出会う。心をなくしたソラの、変わりはてた姿だった。
 カイリは危険をおかしてハートレス化したソラをかばう。彼女の願いが通じ、ソラはよみがえった。
 だが、まだ安心はできない。アンセムを止めなければ、世界は闇につつまれてしまうのだ。

5. エンド・オブ・ザ・ワールドの果ての魔空に行く
 ハートレスと化したソラをよみがえらせたのは、めざめたカイリの心の力だった。
 ずっといっしょだったふたりの、強いきずなが光となって、闇に消えかけたソラを救ったのだ。
 「かならず帰る」とカイリに約束し、ソラは再びホロウバスティオンに向かう。
 プリンセスたちの力で完成した最後の鍵穴をふさぎ、闇のとりことなったリクを助けるために。
 鍵穴はふさいだものの、アンセムやリクの姿はなかった。アンセムは、大いなる闇をめざして去ったのだ。
 ソラたちはアンセムを追い、闇がうずまく世界にたどりつく。
 闇の中心にいるアンセムを倒せば、傷ついた世界も正しい姿を取りもどすだろう。
 だがそれは、世界が再びはなればなれになることをも意味している。
 かつてそれぞれの世界は星の壁でへだてられていたが、闇の力で崩された。
 その壁が復活すれば、グミシップでも行き来できなくなる。
 もう、みんなと会えないかもしれない---
 それを知りつつ、ソラは進む。
 たいせつな人との約束を胸に、アンセムが待ちかまえる闇の中心へ。
 どんなに深い闇の奥にも、かならず光があると信じて---