ヴェントゥスに導かれ、3人で過ごした懐かしい故郷に戻ったアクアは、
マスター・ゼアノートに破壊された、無残な姿の大地と館を目の当たりにする。
アクアはマスター・エラクゥスの残した言葉に従い、この地を悪用されないように歴代のキーブレードマスターが施した仕掛けを発動する。
まばゆい光が溢れ、建物だけでなく、空までもが姿を変え、訪れた者すべてを忘却の彼方へといざなう、新たな世界へと変貌する。
ヴェントゥスを部屋に残し、この地を後にするアクア。
かすかなテラの声に導かれ、レイディアントガーデンへとたどり着いたアクア。
そこで混沌とした記憶の中、自らが何者かもわからないテラの姿をした男と遭遇する。
その男から闇の力を感じ取ったアクアは、体を操っているのがマスター・ゼアノートだと確信し、テラの心を取り戻すため戦いを挑む。
戦いに敗れたマスター・ゼアノートは、テラの心の抵抗にあい苦しみだす。
自分の中にいるテラを取り除こうと自身にキーブレードを向けると、その身から闇が溢れ出し、ずぶずぶと沈んでいく。
果てしない闇を堕ちてゆくテラをアクアは追うが、二人同時に元の世界に戻る事ができないと悟り、
自分の身を犠牲にし、テラだけを光の世界へと帰す。
「ヴェンごめんね」
アクアはヴェントゥスを心配しながら闇に堕ちていく。
夜のデスティニーアイランド。
星空を見上げていたソラは、突然、誰かの苦しみを感じる。
リクの提案で、心の中で話を聞くため目を閉じるソラ。
レイディアントガーデンでは、賢者アンセムがブライグの案内で、倒れている男を見つける。
その男のかたわらには、アクアの鎧とキーブレードが転がっていた。
賢者アンセムが名前を問うと、男は朦朧とした意識のままうわごとのように言う。
「ゼアノート」
果てしなく続く闇の中を歩き続けるアクアは、突如現れた闇の怪物たちに囲まれてしまう。
覚悟を決めキーブレードを下ろすアクアだったが、その前に光が現れる。
光はテラとヴェントゥスのキーブレードの形をなし、闇の怪物たちを一掃する。
つながりを感じたアクアは、闇の中にかすかな光を見出す。
ヴェントゥスは闇の中で懐かしい声と再会する。
疲れたヴェントゥスの心は、その声の主の心に帰ってゆく。
