ミッキーに助けられてアクアはイェン・シッドのもとに帰還する。
しかしヴェントゥスは心が眠ってしまい目覚めず、テラの行方はわからなかった。
アクアはヴェントゥスが目覚めるまで守り、テラを助け出すことを決意する。
ヴェントゥスに 「旅立ちの地」 へと導かれたアクアは、そこでエラクゥスのキーブレード、マスターキーパーを手にする。
アクアは師の言葉に従い 「旅立ちの地」 を 「忘却の城」 へと変貌させて封印する。
訪れた者を忘却の彼方に誘う城の一室にヴェントゥスの体を休めて、城の外に出たアクアの心に声が聞こえてくる。
それは自らを消してくれと望むテラの声だった。
アクアは声をたよりに 「レイディアントガーデン」 へとたどり着く。
そこにはテラ=ゼアノートがたたずんでいた。
それが何者かにテラの心が乗っ取られた姿だと気づいたアクアはテラ=ゼアノートに戦いを挑む。
友の心を取り戻す為に。
戦いの最中、テラ=ゼアノートはその内からあふれる光の力に苦しみはじめる。
かすかに残るテラの心がアクアの想いに応えたのだった。
テラ=ゼアノートは抵抗するテラの心をはき出そうとキーブレードを自分の胸に向ける。
一時的に心を失ったテラ=ゼアノートの体は闇の中へ堕ちていく。
アクアはとっさに闇に飛び込みテラを追う。
闇の深みでテラをつかまえたものの、二人は次第に闇の深淵へと引きずり込まれていく。
このままでは二人とも助からない。
そう思ったアクアは鎧にテラをかつがせ、その手には自身のキーブレードを託して光の世界へと送り帰す。
アクアは闇の深淵に堕ちていきながらも、いつかヴェントゥスを目覚めさせることを誓うのだった。
そして 「レイディアントガーデン」。
賢者アンセムはその弟子ブライグの案内で倒れていたテラ=ゼアノートを発見する。
記憶を失っているらしいテラ=ゼアノートが唯一覚えていたのはゼアノートという自分の名前だけ。
ブライグはマスター・ゼアノートの計画が成功したのを確信し、笑みを浮かべるのだった。
アクアは長い時間、孤独に闇をさまよっていた。
いつ終わるともしれぬ闇の魔物との戦い。
心身ともに疲れ果てたアクアは闇に身をゆだねそうになった時、テラとヴェントゥスの心が光となって現れる。
心の繋がりが力になってくれる。
アクアはこれまでに出会った人々との繋がりを希望に再び歩き出すのだった。
