ゼアノートレポート1
故郷を後にし、随分時が経ったが、これまで様々な世界を巡り、多くの知識を得た。
ここにその一部と、我が歩みを記しておく。

思い起こせば、我が運命の変換は、たどり着いた場所で師と、兄弟と呼べる存在を得た事。
新たな故郷を得た時からだ。

そして、キーブレード。
元々、何のために誰がもたらしたものなのか?
キーブレード使いとしての修行を積む中では、光の監視者として、世界を影ながら見守るためのものという教えであった。
だが、本当にそれだけのものなのか?
己の探究心から、任務以外では禁じられていたが、時折、世界を巡って、新たな知識を得ていった。