100エーカーの森
久しぶりに100エーカーの森を訪れたソラ。
プーは家の前で、何やら考え事をしていた。プーと話していると、ソラは得体の知れない力で本の外に飛ばされてしまう。
本もハートレスに襲われそうになった。
取り返した本の中に戻ってみると、そこにはプーの家以外、何も残っていなかった。

プーの無事を確認して、ソラはほっと胸をなでおろしたが------様子がどこかおかしい。
ハートレスが本のページを破ったせいで、プーの記憶が失われていたのだ。

ちぎれたページを持ってくると、現れたのは、小さな扉のある木だった。
ソラは、風に飛ばされているピグレットを見つける。
やっとのことで助けたピグレットは、プーに忘れられたことにショックを受け、またしても風に飛ばされてしまった。

なんとかピグレットを助けようとするソラ。
高いところからジャンプしたピグレットの、ちょっとした勇気がきっかけでプーの記憶が少しだけ戻ってきた。
プーはピグレットを思い出したが------ソラのことは忘れたままだ。

ちぎれたページを持ってくると、現れたのは、畑に囲まれた木だった。
プーはイーヨーのことも覚えていなかった。
お腹がいっぱいになれば思い出すかもとイーヨーはハチミツのありかへ案内する。
だがハチミツを食べてもプーは何も思い出さない。
するとハチミツの持ち主だったラビットが、さらにプーにハチミツを食べさせようとする。
それでもプーは何も思い出さなかった。考えこんでいるラビットを見ていたプーはイーヨーとラビットのことを思い出した。
ソラのことは、まだ思い出していない------

ちぎれたページを持ってくると現れたのは、荷物がいっぱいの木だった。
プーを心配して、カンガとルーが薬を持ってきてくれた。ところがティガーが薬を持ち去ってしまう。
ティガーは、みんなも一緒にジャンプをすれば、プーもすべて思い出すと言う。
だがプーは何も思い出してくれない。落ち込むティガー。
すると、そんな彼を見て、プーはティガーたちのことを思い出した。
やがてプーは夢の中で、何かを思い出しそうになっていた。

ちぎれたページを持ってくると、現れたのは、何やら不気味な洞窟だった。
どうやらプーは1人で洞窟の奥に行ってしまったらしい。
プーは大切な約束をした誰かをさがしていた。その誰かとはソラのことだった。
プーと手をつなぐソラ。森の仲間たちも、2人を囲んで楽しそうに帰っていった。

ちぎれたページを持ってくると、現れたのは、星空に囲まれた丘だった。
ハチミツのツボから頭が抜けずに困っていたプー。
プーは、ソラがいなくならない方法を探していた。
「ソラが遠くに行ってしまわないためにはどうしたらいいのかな? 」
ソラは胸を指して答える。

いつでもここにいるよと。